日本第四紀学会
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日本第四紀学会2011年大会(徳島)

日本第四紀学会2011 年大会が、下記の日程で実施される予定ですのでお知らせします。

[開催期間] 2011年8月26日(金)〜8月28日(日)

[開催場所] 鳴門教育大学(徳島県鳴門市鳴門町高島字中島748)講義棟ほか
         http://www.naruto-u.ac.jp/
         大会会場・懇親会会場の周辺地図は こちら をご覧下さい。

[大会実行委員会]
米延仁志(実行委員長、鳴門教育大学)・中尾賢一(徳島県立博物館)・西山賢一(徳島大学)・山田和芳(鳴門教育大学)

連絡先:実行委員会事務局
      〒772-8502 徳島県鳴門市鳴門町高島字中島748
      鳴門教育大学科研プロジェクト室
      E-mail:ksaitou@naruto-u.ac.jp
      Tel/Fax 088-687-6411

大会・総会のページへ

大会案内

第4報(第四紀通信第18巻4号):プログラム・会場案内・発表要領など

第3報(第四紀通信第18巻3号):公開シンポジウム・普及講演会・アウトリーチ巡検・懇親会等の詳細

第2報(第四紀通信第18巻2号):発表申し込みの詳細

第1報(第四紀通信第18巻1号) :日程など

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日 程

6月9日(木):一般発表の申し込み・一般発表講演要旨郵送締め切り

7月29日(金):懇親会・昼食弁当予約締め切り

7月31日(日):アウトリーチ巡検申込み締め切り(先着順、定員に達し次第、受付終了)

2011年第四紀学会発表申込書ダウンロード      PDF file  MS-Excel file

※徳島大会の発表申し込みに関する昨年からの大きな変更点

  1. 講演要旨原稿は発表申込書と合わせて、いずれも電子メールの添付ファイルでの送付が可能になりました。
  2. 筆頭発表者(会員であることを条件)の発表件数は、 口頭発表およびポスター発表について、それぞれ1人1件の発表(1人合計2件までの発表)が可能になり、1人あたりの発表件数の制限が緩和されました。

第四紀通信第18巻2号を参照のうえ、@発表申し込み書、A講演要旨原稿のそれぞれを、指定メールアドレスに送信、または行事幹事(三浦英樹)に郵送して下さい。

  • メールアドレス:jaqua2011@gmail.com)
  • 郵送あて先:〒190-8518 東京都立川市緑町10-3 国立極地研究所 三浦英樹

※申し込み方法の詳細は第四紀通信第18巻2号の2-4ページを参照下さい。

8月26日(金)

  • 一般研究発表(口頭およびポスター)
  • 評議員会

8月27日(土)

  • 一般研究発表(口頭およびポスター)
  • 総会
  • 表彰状授与式
  • 懇親会

8月28日(日)

  • 午前:公開シンポジウム「環太平洋の環境文明史」
    詳細はこちらをご覧下さい。
  • 午後:普及講演会「徳島で考える地震津波と防災〜東日本大震災からの新たな教訓」
    詳細はこちらをご覧下さい。

8月29日(月)

  • アウトリーチ巡検「百万年前の東四国を探る」(日帰り)
    巡検の詳細はこちらをご覧下さい。

日程の詳細は第四紀通信第18巻3号にも掲載されています。
プログラムの詳細・会場へのアクセス等については、第四紀通信第18巻4号に掲載されています。

(おわび)
第四紀通信 vol.18-4 掲載のプログラムでは以下のポスター発表が未掲載でした.関係者の皆様にお詫びいたします.本発表の要旨は講演要旨集には掲載されます.

P-26 河内平野南部における完新世の植生変遷・・・渡辺正巳(文化財調査コンサルタント)・小倉徹也(大阪市博物館協会大阪文化財研究所)

参加費・懇親会申し込み等

  • 大会参加費として、会員・非会員を問わず2,000 円を申し受けます。会場受付でお支払い下さい。ただし、70 歳以上の会員と学部学生、シンポジウム依頼講演者は無料です。
  • 講演要旨集は、会場で直接販売いたします。
  • 会期中の昼食:8月26日のみ大学食堂が営業しています。会場周辺には3件程度の食堂しかありません。8月27日・28日の昼食については、こちらで仕出し弁当を注文します。数量確定のため、懇親会とあわせて、弁当の予約をE-mailかFaxでお願いします。
    • 予約締め切り:7月29日(金)
    • E-mail:ksaitou@naruto-u.ac.jp
    • Fax:088-687-6411 大会実行委員事務局・齋藤まで
    • 必要事項:ご氏名、昼食の予約(8月27日・28日 必要な期日と個数を明記して下さい)
  • 懇親会に参加される方はE-mailかFaxで申し込みをお願いします。
    • 日時:8月27日(土)18:00 〜(予定)
    • 会場:鳴門教育大学・大学会館第1食堂
    • 参加費: 一般 5,000円(予約:当日申し込みは6,000円)、学生2,500円
    • 予約締め切り:7月29日(金)
    • E-mail:ksaitou@naruto-u.ac.jp
    • Fax:088-687-6411 大会実行委員会事務局・齋藤まで
    • 昼食弁当を予約される方はできるだけ同時にお願いします。

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公開シンポジウム「環太平洋の環境文明史」

[趣旨]:環境考古学という研究分野が日本で開始されて約30年になります。この分野の主題は、自然史を精緻に復元し人類の活動と自然環境の相互作用を明らかにすることであり、第四紀学はその重要なバックボーンです。現在、文部科学省科学研究費補助金(新学術領域研究)の支援により、環太平洋のさまざまな地域で盛衰した古代文明を、環境変動という文脈で理解するための領域融合的なプロジェクトが進行しています。今回のシンポジウムでは、考古学・人類学・第四紀自然史の研究者による最新の成果を発表します。

[日時]:2011年8月28日(日)09:00〜11:30

[場所]:鳴門教育大学講義棟B101講義室

[世話人]:米延仁志(鳴門教育大学)・山田和芳(鳴門教育大学)

[プログラム(予定)]

09:30-09:35 ウェルカムスピーチ 田中雄三(鳴門教育大学学長)
09:35-09:40 会長挨拶 遠藤邦彦(日大・日本第四紀学会会長)
09:40-09:45 趣旨説明 青山和夫(茨城大学)
09:45-10:15 マヤ文明と環境変動 青山和夫(茨城大学)
10:15-10:45 地球環境変動と考古学研究 マーク・ハドソン(西九州大)
10:45-11:00 (休憩)
11:00-11:30 琉球列島先史・原史文化と環境 高宮広土(札幌大学)
11:30-12:00 環境考古学の未来 安田喜憲(国際日本文化研究センター)

[共催]:鳴門教育大学

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普及講演会「徳島で考える地震津波と防災〜東日本大震災からの新たな教訓」

[趣旨]:2011年3月11日に発生した東北地方・太平洋沖地震では、関東・東北の沿岸域に大津波が襲来し、未曾有の大被害をもたらしました。東海・東南海・南海地震の三連動地震が懸念される西日本の太平洋側沿岸域においても、今回の大津波災害の被害の実態から学ぶとともに、津波対策を再検討することが必要です。この普及講演会では、太平洋沖地震の津波災害調査結果の速報とともに、東南海・南海地震による過去の津波堆積物に関する最新の研究結果と、徳島における津波防災対策の現状と課題、加えて学校教育のなかに防災教育をどう取り込んで活用するかについての講演を行います。なお、本講演会は、文部科学省科学研究費補助金(公開促進費)「はてな?はっけん!四国の自然史:学校教育、生涯教育の両面から科学リベラルアーツの向上と科学リテラシー育成のために」からの支援を受けています。

[日時]:2011年8月28日(日)13:00〜16:20

[場所]:鳴門教育大学講義棟B101講義室

[世話人]:西山賢一(徳島大学)、中尾賢一(徳島県立博物館)、山田和芳(鳴門教育大)

[プログラム(予定)]

13:00-13:05 会長挨拶 遠藤邦彦(日大・日本第四紀学会会長)
13:05-13:10 趣旨説明(西山賢一)
13:10-13:40 東北地方太平洋沖地震による津波遡上域−下北半島尻屋崎から千葉県までの現地踏査−
         原口 強(大阪市大)
13:40-14:10 津波堆積物に記録された南海・東南海・東海三連動巨大地震のくり返し
         岡村 眞(高知大)・松岡裕美(高知大)
14:10-14:20 (休憩)
14:20-14:50 徳島県の津波対策の現状と課題 中野 普(徳島大)
14:50-15:20 学校教育における防災教育:「生きる力」の育成のために 植木岳雪(産総研)
15:20-15:30 (休憩)
15:30-15:50 総合討論・質疑応答

[共催]:徳島大学環境防災研究センター、鳴門教育大学

[特別協力]:徳島県博物館

[後援]:NHK 徳島、徳島新聞社、四国放送、FM 徳島、エフエムびざん、徳島市教育委員会、鳴門市教育委員会、四国地質調査業協会

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アウトリーチ巡検「100万年の東四国を探る」

(今年度は参加費無料)

[趣旨]:四国東部、讃岐山脈(阿讃山地)南麓の徳島県吉野川北岸には、土柱層とよばれる第四紀前半(約100万年前)の地層が分布し、九州からの火山灰層や讃岐山脈の北にある花崗岩礫なども含まれています。その近くには中央構造線活断層帯の破砕帯や断層変位地形がみられます。讃岐山脈北麓にも土柱層によく似た三豊層群が分布し、香川県に分布しない結晶片岩礫が含まれます。この巡検ではこれらを観察し、100万年前の東四国の古地理を考えます。また、国の天然記念物で、日本の地質百選に選ばれた「阿波の土柱」の成因や景観保護についても考察します。
なお今回は社会や学校教育等への貢献を念頭に、この企画を「アウトリーチ巡検」と位置づけ、初等・中等教育の関係者(教員、生徒、保護者)等、学会員以外の参加者を積極的に募集します。
専門家に質問したり、専門家どうしの議論を聴くまたとない機会なので、地学に興味のある親子や小中学校や高校の地学関係、地理・歴史関係の先生方にとくにお勧めいたします。

[日程]:8月29日(月)日帰り

[案内者]:中尾賢一(徳島県立博物館)・西山賢一(徳島大学)・長谷川修一(香川大学)・植木岳雪(産業技術総合研究所)・竹村恵二(京都大学)

[参加費]:無料(保険加入料実費のみ、数百円程度)。なお、参加費は文部科学省科学研究費補助金(公開促進費)「はてな?はっけん!四国の自然史:学校教育、生涯教育の両面から科学リベラルアーツの向上と科学リテラシー育成のために」(代表)からの支援を受けています。

[昼食]:弁当・飲み物などを持参下さい。道の駅の喫茶コーナーや周辺の飲食店も利用可能です。

[巡検の概要とスケジュール]
移動にはすべて貸し切りバスを使用します。高松空港や徳島空港、高速バスなどで帰る方のために、解散はこれらの場所で分散して行います。

8:00 JR鳴門駅出発

  • 父尾断層(中央構造線系活断層)の変動地形(遠望)
  • 100万年前の火山灰層をはさむ土柱層(火山灰と花崗岩礫の観察)
  • 阿波の土柱(土柱火山灰の観察、土柱の成因と埋積)
  • 藍ランドうだつ(道の駅)で昼食
  • 美馬市中上の低角度断層(断層面と土柱層の観察)
  • 花崗岩と三豊層群の境界(不整合面と撓曲)
  • 結晶片岩礫を含む三豊層群(時間に余裕があれば実施)
15:30 頃 高松空港(第一次解散)
16:50 頃 徳島とくとくターミナル(第二次解散:関西方面等への高速バス対応)
17:00 頃 徳島空港(第三次解散)
17:30 頃 JR鳴門駅で最終解散  天候および交通事情等により、若干の変更もあります。

[募集人員]:30名程度

[申し込み方法]

  • 参加希望者は、E-mail 、Faxまたは電話にて、次の項目をお知らせ下さい。
    • 氏名
    • 連絡先(住所・電話・メールアドレス)
  • 手違いを避けるため、極力E-mailかFaxで連絡下さい。
  • 定員超過の場合のキャンセル待ち希望の有無もご指示下さい。
  • 先着順受付とします。定員に達し次第、受付終了とします。

[申し込み先]:鳴門教育大学科研プロジェクト室 齋藤恵子
(E-mail:ksaitou@naruto-u.ac.jp Tel/Fax088-687-6411)
電話での対応は、月曜から金曜日の10時〜12時、13時〜15時とさせていただきます。

  • 受付後に個別に案内等を送付します。
  • 参加確認と保険代の徴収および資料の受け渡しは、会員の場合は学会期間中に巡検コーナーを設けて行う予定です。非会員の場合は、当日に行います。
  • 会員で巡検のみ参加される方は、申し込み時にその旨をお書き添えください。

[申し込み締め切り]:7月31日(日)18時

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大会会場へのアクセス等

  • 鳴門教育大学へのアクセス
  • 宿泊
    鳴門市内にホテルがあります。宿泊の予約は各自でお願いします。徳島市内のホテルも利用可能で、この場合は大学までバスがあります。時刻表等については徳島バスのウェブサイトをご覧下さい( http://www.tokubus.co.jp/ )。

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